磁界投影法を用いた球面磁界分布計測·可視化手法の提案

摘要

電気機器等の周辺磁界の計測·可視化手法として，投影法を用いた2次元磁界分布計測の原理を球面に拡張して，従来の2次元分布の処理を球面に適用した。 また実際に球面プローブを作製して実験を行い，その再現性を検討した。 これによって，従来の球面走査方式よりも容易に球面磁界分布の計測·可視化が可能であることが示された。 本稿の計測で使用したプローブは小型であり測定できる対象物が限られている。 今後は，比較的大きい機器等への適用を目指し，大型のプローブを作製·積層化することに取り組hでいく予定である。