固液混相流移送机械：シヤーポンプによる粉体連続溶解

摘要

食品、飲料、医薬、化粧品、化学など幅広い工業分野において、粉体技術は重要な基盤技術であると同時に、それに係る粉体の溶解·乳化技術も開発技術として不可欠となっている。 もちろh、溶解·乳化技術は必ずしも革新的なものではないが、溶解·乳化に費やす運転時間は一般的に長くなる場合が多く、それだけエネルギー消費量も多くなる。 しかしながら、粉体の溶解·乳化作用により生成された製品はというと、所定の特性には程遠く、満足できる製品に仕上がっていない場合やゞ多いようである。 いずれにしても、この種の技術を利用する製造工程においては、今後とも改良·改善など解決すべき課題が多い技術の一つである。 著者らは、これらの課題を解決するため、溶解·乳化作用を可能とするキャビテーション効果利用型のシャーポンプを設計·開発した。 併せて、シャーポンプ利用の「粉体連続溶解装置·シャーブレンダー」も開発した。 以下ではシャーポンプならびに関連装置について紹介させていただく。