住友金属工業における 新型インフルエンザへの取り組み

摘要

今年のゴールデンウイークは，4月28日夜中の厚生労働大臣の新型インフルエンザ発生宣言の記者会見から始まり，国際線の機内検疫風景が連日報道された。その後，5月9日には成田空港で海外帰国者から，5月16日には兵庫県と大阪府で渡航歴のない複数の高校生の新型インフルエンザ感染が発見された。厚生労働省からは，両府県に対して，公立中高校の休校要請が出された。関西地域ではマスクが店頭からなくなった。通勤電車では，大半の人がマスクを着用し（写真），マスクを着用していない人がいればそれを避けるように人が乗り込み，咳をしただけで人の目がその人に集中するような状況が見られた。このような緊張状態が1週間程続き，多くの人が疲労感に満ちた顔つきになっていたことが思い出される。その後，感染者の発生は一時的に減少したが，現在は全国的な流行となっている。