溶接裏波監視装置の採用で手直し率の削減：溶接自動化率を向上させ品質と効率化の向上を図る

摘要

このプロセスの一例として住宅市場における鉄骨系ユニット住宅を例にとると，その生産の要となるのは，中核を形成する鉄骨組み立ての精度であり，またそれを担う高度化された溶接技術である。本稿ではこれまで40年にわたって鉄骨系ユニット住宅「セキスイハイム」ブランドのユニット生産と部材加工を手掛けてきた，東京セキスイハイム工業（埼玉県蓮田市大字黒浜3535）の溶接品質向上と生産効率化への取り組みを，今年より新たに生産ラインに導入された裏波溶接監視装置の成果とともに紹介する．