燃料油販売量前年比6.3％減

摘要

12月の石油製品需要は燃料油合計17,639千klで前年比6.3％の減少となった。油種別には，ガソリンが4.8％減，ナフサが5.0％増，ジェットが8.4％増，灯油が17.3％減，軽油が2.5％減，A重油が9.8％減，C重油が26.6％減。暖冬の影響で暖房用油種の灯油が2カ月連続の二桁の大幅減少，また，C重油が3割減と落ち込hでいる。製品合計では3カ月連続の前年比マイナス。この12月分を加えた平成27暦年の燃料油合計販売岳は1億8,241万klで前年比1.6％のマイナス。ガソリン0.9％減，ナフサ6.7％増，ジェット3.7％増，灯油7.7％減，軽油0.4％減，A重油6.7％減，C重油17.3％減となっている。一方，12月の原油処理量（精製業者分）は16,758千klで前年比96.8％。2カ月連続の前年比減処理。12月の製油所稼働率ほ86.8％と前月比5.4ポイントのアップ，前年比2.2ポイントのダウン。12月の製品生産は16,389千klで前年比2.1％の減産。4カ月連続の前年比減産。ガソリン，灯油，軽油，A重油が減産。需要期の灯油は16.0％の大幅減産。製品輸入は3,309千klで前年比1.5％の減少。2カ月連続の前年比減少。製品輸出は2,526千klで同3.2％の増加。こちらは9カ月連続の前年比増加。以上の結果，12月未の燃料油在庫は10,499千kl（流通在庫は含まず）となり，月間598千klの減少。前年同月末比97.1％と5カ月連続して前年レベルを下回っている。灯油在庫は月間555千klの減少で2,455千kl。前年同月末比99.6％と前年とはぼ同レベルとなっている。