上期燃料油販売量9，000万kl割れ=9月分及び21年度上期分石油製品需給概況=

摘要

9月の石油製品需要は燃料油合計14，581千畑で前年比5．9％の減少となった。8月は15カ月ぶりにプラスとなったが，9月は再びマイナス。油種別にみると，ガソリンが1．9％減，ナフサが16．1％増，ジェットが1．2％増，灯油が9．2％増，軽油が10．8％減，A重油が17．9％減，C重油が46．7％減で，A重油及び七重油が大幅減少となっている。また，9月分を合わせた上期の石油製品需要は燃料油ト’－タル89，828千畑そ前年同期比7．2％の減少。「石油需要動向調査委員会」の需要見通し＝前年比95．0％を2．2ポンイト下回った。上期の販売量が9，000万棚を割り込hだのは，昭和63年度以来21年ぶりのこと。一方，9月の原油処理量（精製業着分）は17，205千畑で前年比99．2％。小幅だが16カ月連続の減処理となった。製油所の稼働率は74．1％で，前月を1．6禦，前年を0．2雪?それぞれ下回っている。9月の製品生産は15，479千畑で前年比1．0％の減産。ガソリン，ナフサ，軽油が増産，ジェット，灯油，A重油，C重油が減産。また，9月の製品輸入は2，441千畑，輸出は3，015千畑となり，300万畑台に乗せた輸出が輸入を60万畑弱上回った。以上の結果，9月末の燃料油在庫は12，862千畑（流通在庫は含まず）で，月間192千畑の増加となった。前年同月末比88．2％となり，4カ月連続して申年レベルを下回っている。灯油在庫は月間170千畑の増加にとどまり，3，130千畑。前年同月末比81．5％と前年レベルを大きく下回っている。