17年度ガソリン販売が前年割れ

摘要

3月の石油製品需要は燃料油合計21,247千klで前年比6.6％の減少となった。 2カ月連続のマイナスで，ジェット燃料油以外はすべて前年割れと振るわなかった。 また，平成17年度の燃料油合計販売量は2億3,619万klとなり，前年比0.4％の減少。 3年連続のマイナスとなった。 17年度の油種別動向は，ガソリン0.1％減，ナフサ0.8％増，ジェット4.9％増，灯油1.0％増，軽油2.8％減，A重油4.5％減，C重油1.7％増。 ガソリンが0.1ボイントだが，21年ぶりにマイナスとなった。 一方，3月の原油処理量（精製業着分）は21,724千klで前年比101.8％。 製品生産は19,252千klで前年比0.9％の減産で，2カ月連続の減産。 灯油が19.6％の大幅減産。 また，製品輸入は2,785千klで前年比8.5％の減少。 灯油は7万klにとどまり，前年比6割減。 3月分を含めた17年度の精製業着分処理量は2億4,111万klで前年比103.0％。 上期が103.3％，下期が102.8％となった。 以上の結果，3月末の燃料油在庫は11,363千kl（流通在庫は含まず）となり，月間681千klの減少となった。 前年同月末比110.6％となり，2カ月連続して前年水準を上回っている。灯油は月間657千klの減少で2,102千klと，生産·輸入を抑えたが，販売が二桁減に終わったため200万kl超えでの年度末となった。 前年同月末比134.3％と前年を大きく上回っている。