石炭利用水素製造など、技術開発部門の事業計画石炭エネルギーセンター、平成18年度事業計画（2）

摘要

石炭エネルギーセンター（JCOAL）の平成18年度事業計画の中で、技術開発部門の具体的な事業計画内容は以下の通り。 （1）石炭利用技術開発①石炭利用CO_2回収型水素製造技術石炭利用CO_2回収型水素製造技術（HyPr-RING法）は、高温高圧（650°C、30気圧）の石炭ガス化炉内に二酸化炭素吸収剤　 酸化力リシウム）を加え、石炭をガス化すると同時に二酸化炭素を吸収してシフト反応を同時進行させ、一つの炉内で水素を大量に製造する技術である。 炭酸カルシウムとなった二酸化炭素吸収剤はカ焼（再生）によつて酸化力ルシウムに再生し循環利用し、このときに発生する二酸化炭素は分離回収する。すなわち、石炭から一つの炉内で永素を製造し、同時にCO_2を回収できる技術であり、将来の水素社会の実現と地球環境問題の解決に大いに寅献できる。 平成12年度から20年度までの計画で、50kg/d連続式験装置による本技術の確立を冒指しており、その後、パイロット規模に移行する予定である。