ZMPC 2006 (International Symposlum on Zeolites and Microporous Crystals)報告

摘要

表記の国際会議はゼオライトおよびポーラス物質の話題を扱うもので，日本のゼオライト学会の主催でほぼ3年に一度行われている。 前回（2003，札幌）はSARSの影響で中止となり，6年ぶりの開催となった。 今回はTOCAT5に続けて7月30日～8月2日の4日間，鳥取県米子市で我々（島根大岡本研·鳥取大丹羽研）ガお世話させていただいた．A. Corma（バレンシア工科大），O. Yaghi（カリフオルニア大LA校），J. Santamaria（サラゴサ大），J. Lercher（ミュンヘン工科大），O. Terasaki（ストックホルム大）の5件のPlenary Lectureに加えて内外の14人にKeynote Lectureを依頼した。 参加登録者は450名，うち外国からは37カ国相9名にのぼった。 投稿された論文は外国からの299件を含む445件で，これらの件数や人数はいずれをとってもZMPC史上最高であった。 投稿論文のうち，前述の招待講演を含む口頭104件，ポスター223件の計327件が発表された。 外国からの参加者の中ではヨーロッパ（72人，うちロシアと東欧が14人），USA·中国（それぞれ30人）·韓国（22人）が目立ち，中国は急増を示している。 また東南アジアや遠くはブラジルなどいわゆる第三世界からの増加も顕著であった。