セラミックブラシを用いた難削材·高硬度材の研磨自動化～金型·航空機·人工骨への応用

摘要

そのため，①切削·研削などで面粗度Rz2-10μm程度まで，②その後ブラストや電子ビーム応用鏡面加工機でRz1μmまで仕上げられ，③最終的には，職人によるラップ加工で鏡面仕上げ（Rz0.2μm程度）されているのが，実状である．表面仕上げは，日本のお家芸である金型だけでなく，近年用途が増えてきている航空機部品や人工骨でも要求されており，各メーカでは，職人の高齢化と技能伝承問題を解決できる安価な方法を必要としている．上記の問題を解決する1つの手段として，既存の工作機械にセラミックブラシを装着して研磨を自動化することを提案する．