輸送分野における省エネ対策の普及促進に向けて：省エネ法に基づく運輸分野の省エネ措置

摘要

運輸部門からの排出量は、平成13年度をピークに減少傾向を示しているものの、平成17年度の排出量（速報値）は2億5700万トン（平成2年度比18.1％増）となっており、目標達成のため適切な対策をとっていくことが重要となっています。 こうした状況に鑑み、輸送事業者に対して省エネ計画の作成を義務付け、エネルギー使用効率を改善すること等を目的として、「エネルギーの使用の合理化に関する法律」（省エネ法）の一部を改正する法律が平成18年4月1日から施行されました。 この制度は、運輸分野における省エネ対策推進を義務付けることを内容とした、世界的にみても先進的な取り組みです。