Simulinkを使った自動制御：第2章 オンオフ制御とフィードバック制御

摘要

Simulinkを使ってオンオフ制御のシミュレーションを行ってみる。 制御対象は単純な温度制御や水位制御のような一次遅れ系を対象にする。 図2.1の例は，断面積Aのタンクの水の水位を一定にする装置である。 流入量をq{sub}(in)(t)，流出量をq{sub}(out)(t)とし，水位をx(t)とする。 ただし，(t)は時間領域の関数であることを表している。 また，流出量は水位に比例するものとし，その比例定数を出口抵抗Rとする。 実際には後述するように単純な比例関係ではないが，ここでは簡単にするためにこのようにしておく。