n次BesselフィルタH_n(s)から得られる伝達関数1-H_n(s)の回路構成法－E-OSAN ONU光バースト受信部の特性向上に寄与する伝達関数1-H_n(s)（その2）

摘要

筆者らは，先にE-OSAN （Ethernet Optical Switched Access Network）のONU （Optical Network Unit）における光バースト受信部の構成について，TIA （Trans-Impedance Amplifier）とLA （Limiting Amplifier）の間を従来のAC結合を拡張し，BesselフィルタH_n(s)から得られる伝達関数G_n(s)=1-H_n(s)で接続することを提案した．本提案の設計法を述べ，設計した光バースト受信部の特性を評価し，その有効性を示した．更に，伝達関数G_n(s)の振幅特性，群遅延特性，ステップ応答等の諸特性をについてH_n(s)，H_n(1/s)のものと比較しながら明らかにした．本論文は，提案した光バースト受信部を実現するのに必須となる伝達関数G_n(s)からLCRを用いた回路構成法について述べる．