実務実習Q&A

摘要

2006年度に入学した6年制1期生は，各大学で4年次の実務実習事前学習を修了し，現在は薬学共用試験（CBT· OSCE)に挑hでいます。薬学共用試験に合格した学生は，いよいよ本年5月から病院.薬局で参加型の長期実務実習を行います。実習生を受け入れる病院·薬局では，大学と連携をとりながら長期実務実習に向けて準備を進めていることと存じます。全国規模で実施される実務実習の初年度であることを考えると，「どのような環境で学生を迎えたらよいのか」「どうすれば充実した参加型実習ができるか」「実習中にトラブルが起きないか」など不安や戸惑いを抱えている薬剤師の方々も少なくないと思います。そこで本連載では，実務実習の概要から学生を受け入れる準備の段階，指導·評価方法，トラブルへの対処まで，実習現場が抱える課題を順次取り上げQ&A形式で解説します。本連載が参加型長期実務実習への理解を深め，準備の進展と円滑な実施の一助となれば幸いです。