シングルモードファイバ出力10kW高出力パルス光源の開発

摘要

これらの開発と量産化の過程で、例えば通信用半導体レーザーの出力は数百倍に増加すると共に価格は百分の一に低下し、受動光部品のダメージ耐力や長期間の安定性も向上されて10万時間の長期信頼性保証は当然のこととなった。通信分野で培われたこれらの高度な技術は、ファイバレーザーの実用化にも生かされている。例えば、数ワット程度の平均出力を直径10μmのコアから得られるファイバレーザーであれば、通信用の光部品によって構築可能であり、10年間連続して作動し続けることができるであろう。ファイバに限らず、これらの光技術を高度化し、集積して今日のファイバレーザーが構築されている。本稿では、励起用半導体レーザー、高出力化のための光結合技術とならhで、ファイバレーザーの重要な構成要素である光ファイバの設計技術を軸に、高出力パルスの発生に関して述べる。