DoPaを使用した遠隔監視システムの構築（環境事業への応用）

摘要

IT化時代が到来し，携帯電話などのモバイル通信機器を使ったネットワークサービスが続々と登場している。その中でも特にNTTドコモが提唱しているDoPa（データ量課金式無線通信網）が脚光をあびている。 DoPaは機械の計測制御，監視等の遠隔計測送信が無線で実現できるため，応用分野は広範囲に及ぶものと考えられる。東芝機械では「DoPa を使用した遠隔監視システム」をNTTドコモ東海とタイアップして開発し，機器メーカ（ューザ）が求めているモニタリング，リモートセンシング，データ分析などのサービスを安く，手軽に操供するシステムを構築した。 これを運用することで省電力，省人化，データ履歴管理，予防保全，クレーム対応迅速化など，多くのユーザーメリットを創出する。 このようなシステムは今後早いスピードで産業界に浸透するものと予想され，その応用分野も食品業界(HACCP)，設備楽界だけではなく，自動測定，遠隔監視の必要な環境事業分野にまで広がるものと思われる。