太平洋戦争（第二次世界大戦）の再考覚書

摘要

ドイツの多国籍巨大化学企業の活動に関する一冊の研究書『I.G.染料の罪と罰』の翻訳を通じて、第二次世界大戦に関する通説に対して疑念を抱くに至った。それは、戦後の教育において教えられてきた枢軸壇（日独伊三国同盟）に対する英米中ソなどの連合国との間の戦争という構図のもとに、勝利した連合国側に正義があり、世界の平和を脅かじたの働区軸国側であるとし、とりわけ我が国におけるいわゆる自虐史観による見方では捉えきれ凱壌面が第二次世界大戦には隠されていたのでは乱、かとの疑念である。