有機ELの発光過程-ホットな研究進行中の不思議な物質：Alq_3-

摘要

第2回で述べたように，1980年代後期にぉける積層型ELの登場がELの効率の飛躍的上昇をもたらした.その際に，C．W．Ta咽らは．電子輸送と発光のための材料として，アルミニウム舘帆通称Alq8を用いた．しかし，A吋。の蛍光量子収率は．条件によるが，10～30％（0.1～0.3)　 に過ぎず、決して高くはない．この錯体とその励起状態については，活発な研究が現在も進行中で，りh光が観測されたのも，わずか数年前のことである．今回は，このような，Alq。 のホットな研究の現状を述べる．