中国溶射会議2019及び「溶射技術」誌年会への参加報告 2019年9月19～21日（中国広州）

摘要

北京冶金有限公司（BGRIMM Technology Group:通称はBGRIMM (ビグリム）で，Beijing Group Research Institute for Metallurgyの略）は，名前に有限公司とあるものの，実際には公的機関と考えた方がよさそうである．ITSCでも何件か発表があり，学会発表も行う不思議な企業だと思っていたが，もともとは国の研究所であり，民間を対象として業をおこなう半官半民のような組織のようであった．従業員数も4000名おり，かなり大きな組織である．本会議の主要スポンサーであるとともに，「溶射技術」誌の主要メンバーであることに参加前に不思議思っていたのであるが，研究所的な位置付けにあるとのことで納得がいった．筆者は，本会議の基調講演として今回招かれた．大変貴重な機会であると考えられるのでここに参加報告をおこないたい．