3Dプリンタ製6GHz帯空洞共振器を用いた複素誘電率の測定不確かさに関する検討

摘要

FDM型3Dプリンタと導電性スプレー塗料を用いて作製した低コストかつ軽量な6GHz帯空洞共振器および無酸素銅製6GHz帯空洞共振器を用いて、厚さの異なるPTFE平板の複素誘電率測定をTE_(011)モード空洞共振器法により行った。その測定結果をもとに、ヨロプリンタ製共振器を用いた複素誘電率測定の不確かさを評価した。その結果、比誘電率に関して1～6%程度、誘電正接に関して50～1800%程度の相対標準不確かさで測定可能であることを明らかにした。