吸着系空調システムの展望

摘要

全地球的な間進として，化石燃料等の使用増大に伴う地球温暖化の間鴇と化石燃料資源の枯渇に伴うエネルギー問題も住宅·ビル空調分野の展開に大きな影響を及ぼしている．全世界のエネルギー消饗の約6％を占めるわが国は，1997年末の気候変動枠組条約第3回締約国会議（COP3:京都議定番）において，1990年魔の地球温暖化ガス排出蕊から6％の温層化ガス排出削減が識定された．2002年6月にわが国において京都議定番が批准され．ようやく2005年2月に発効実施される段階となり，住宅·ビル空調分野においても湿暖化ガスの排出を削減する空調機器ヤシステムの開発普及を行う必要がある．大産油地域である中東の不安定な情勢等で，2006年初頭には，原油価格が70ドル／1バレル（1バレル＝159リットル）と高騰し，その高値傾向は持続しており，原仙こ依存したわが国の経済への影響は大きく，化石燃料依存の脱却を目指して，省エネルギーや新エネルギーそして排熱や未利用エネルギーの空調分野への利用促進が助長される傾向にある．