4.センターソレノイド無しの立ち上げ，定常維持は可能か？4.2ブートストラップ電流による高ベータ低アスペクト炉の定常維持

摘要

アスペクト比（A：プラズマの大半径と小半径の比）が小さくなると補捉粒子割合が大きくなる傾向にあり，特徴的な高ベータ（β：プラズマと磁場の圧力比）とあいまってブートストラップ電流割合の観点で低アスペクト炉は有利である［1］．本節では商用炉VECTOR－OPT［2］を例として中性粒子入射（NBI）を用いた場合の電流立上時と非誘導定常運転時における電流分布を簡単なモデル（BSC.xlsコード［1，3］）により評価し，定常運転シナリオの指針を探る．