減容化·水処理システムとリサイクル技術－機内2液調質型遠心脱水機を用いた汚泥減容化と温室効果ガス削減

摘要

下水処理や廃水処理から発生する脱水汚泥は，地球温暖化防止に対する関心の高まりや処分にかかるコスト削減のために，埋立て，焼却，セメント資源化など後段のプロセスにかかわらず，その減量化が望まれている。脱水汚泥の減量化には，前段の水処理プロセスから発生する汚泥量（固形物量）を減らす方法と脱水汚泥の含水率を低減する方法などがあるが，確実かつ最小限の設備投資で脱水汚泥の減量化が可能となる新型遠心脱水機「SDRインパクト」について紹介する（写真1）。