省エネルキー政策

摘要

地球温暖化防止を行うためには，国際間または国家レベルでの制度の整備とともに，それをサボートする対策も着実に講じていく必要がある。 欧洲こおいては，一般的に環境問題に対する意喜が高いことから，様々な対策が検討され，他の地域に先駆けて実施されている。 欧州では1998年、からのエネルギー5カ年計画において，エネルギ一効率化計画（SAVE）と新エネルギー促進計画（ALTENER）の推進が図られている。両計画ともに欧州加盟国から提示された調査。広報活動等のプリログラムに投資し支援することにより，省工ネ 新エネに関する欧州での政策や指針の目標達成に寄与するものである。 また，加盟国内での市場銃一に逆行するような政府の規制によらず，高いレベルの技術革新とインセンティブを与え，各国の協調を誘発させることに特徴がある。SAVE計画の支援事業には，例えば建物でのエネルギー測費量の表示，交通問題に関する調査，ラベリングスキームの評価等がある。初期のSAVE計画ほ，1991年に欧州理事会で採択され，その後SAVEⅡとして存続していたが，昨年2月に現在のエネル－5カ年計画の枠組みに統合された。 ALTENER計画では，風力，太陽光,バイオマス等の群生可能エネルギー（RES）のインフラ拡充やノウハウの移転等に投資される。