有機系ナノ構造制御研究分野

摘要

本研究分野では，有機ナノ結晶·高分子ナノ粒子の作製手法として既に確立した「再沈法」を基礎に，新たに開発した「光触媒還元法」を用いた貴金属とのコアーシェル型ハイブリッドナノ結晶の作製，物性·機能評価の研究を展開している．また，パターン基板上での有機ナノ結晶や高分子ナノ粒子の配列制御，集積化基盤技術の確立を目指している．さらに，再沈法原理を駆使したフラーレンや電荷移動錯体のナノ結晶·マイクロ結晶の形態制御やポリイミドナノ粒子表面の多孔質化を行い，その光·電子物性相関を検討している．2006年における主な研究活動は以下の通りである．