量子プロセス制御研究分野

摘要

本研究分野では，環境に調和した無機材料の化学プロセスおよび新規機能性材料探索に関する研究活動を行っている。2005年の研究活動としては，以下のように概括される。本研究は、温和な条件で均一な微粒子合成が可能な溶液反応系に基礎を置く新規錯体ゲル法による光触媒の合成とその高機能化を目的に展開している。 一例として、可視光照射下でメタノール（犠牲試薬）を含む氷から水素を生成できる光触媒Pt/SrTiO_3：Rh（1％)の活性試験の結果を示す。 錯体ゲル法により得られた試料は高い均一性と大きな比表面積を持ち、固相法を上回る高い活性を示した。