JR広島鉄道病院職員における二段階ツベルクリン反応の成績 一般病院職員全年代層の検査結果

摘要

当院職員のツベルクリン反応の基礎値を把握するために広島県医師会結核院内感染マニュアルのcut-off値25mmで2段階ツベルクリン反応を実施した。 対象者は年齢20-59歳,看護職215名,その他105名の計320名であった.20-30歳代の看護職においてはほかの職種に比べてツ反強反応者の比率が高かった。実際に2段階ツベルクリン反応の適用となった者は320名中193名,ブースター現象は全体平均9.9±13.2mmであった。 ツベルクリン反応検査を2段階法によって行うことの有用性が裏付けられた。 なお50歳代看護職においてはツベルクリン反応,ブースター現象ともに減弱傾向を認めた。