2009年7月?2010年6月の1年間に宮崎大学医学部附属病院橘通歯科口腔外科クリ二ックを受診した初診患者で舌痛症と診断された49例に対して,ミルナシプラン塩酸塩,加味逍遥散,ァズレンスルホン酸ナトリウムうがい薬のいずれかの治療法を患者自身に選択させ,治療を行った。投与4週後の各々の奏効率を調査すると同時に,治療効果とCMI健康調査票検査(Cornell medical index,以下CMI検査)による背景因子の相関を検討した。その結果,奏効率はミルナシプラン塩酸塩投与群が87.5%,加味逍遥散投与群が64.3%,ァズレンスルホン酸ナトリウムうがい薬投与群が70.0%であり,ミルナシプラン塩酸塩の有用性が示された。治療効果とCMI検査については,著効例,有効例では不安が少なぐ無効例ほど,身体的自覚症や精神的自覚症が強かった。
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