カンデサルタンシレキセテル/ヒドロクロロチアジド配合剤の投与2週間後の降圧効果に対する検討

摘要

2009年3月より,アンジオテンシンⅡ受容体拮抗剤(ARB)のカンデサルタンシレキセチル(以下カンデサルタン)と降圧利尿剤のヒドロクロロチアジドの配合剤が発売になった。この配合剤の特徴として,配合されている降圧利尿剤が承認最小用量の1/4用量であることが挙げられる。今までの臨床では,カンデサルタンにヒドロクロロチアジドを併用するときに,承認最小用量25mgの1/4用量である6.25mgを処方することは非常に困難であるため,使用にいたるケースは少なかった。