延喜式典薬寮雑薬と古代和方の真髄(37)『大同類聚方』·和気清麻呂所伝方(10)

摘要

(前回からの続き)【大同類聚方·和気清麻呂所伝方の解析】今回は前回の(11)と同病の卷85.宇美豆里久佐(医註：水痘)に対応する次の薬方を解明する。〔畠〕早立薬.和気清麻呂之方。〔畠〕：畠山本。宇美豆里久左病出可赤色灰色変息急迫熱甚者(水痘の病が出で、赤色になるべきが、灰色に変り、息が急迫し、熱甚だしき者)【病因と症状】は(11)と同じ、省略。【薬方の構成】加乃爾介久佐也末世利於加豆美安加禰也末比良々支五味水一盃半入以文火一盃煎。