環境省の地球温暖化対策技術開発事業③：バイオエタノール3％混合ガソリン実用化に向けた課題への対応－バイオエタノール混合ガソリン導入実証事業

摘要

バイオエタノールは、再生可能な燃料であり、温室効果ガスの削減だけでなく、資源の循環的利用の推進、エネルギーの地産池消など、多くの効果が期待されており、大阪府域においても、平成19年から建設廃木材を原料としたバイオエタノールの生産が開始される。 また、平成15年8月に、揮発油等の品質の確保等に関する法律の一部を改正する法律（いわゆる「改正品確法」）が施行され、ガソリンにエタノールを3％まで混合することが認められたが、現時点では一般に普及していない。 本事業は、バイオエタノールの具体的な利用方法として、自動車燃料としての今後の実用性について検討するため、バイオエタノール3％混合ガソリン（以下「E3」という。 ）の利用技術を実証し、実走行により得られる各種知見をもとに、社会的受容性等の課題への対応を行うために実施している。