日本最北端の風力発電所：宗谷岬ウインドファーム

摘要

宗谷岬は、日本最北端の地として全国的に有名であり、風力発電所を建設した丘陵地は、約2万年前の最終氷期の間に、氷河周辺部での凍結融解の繰り返しによってできた周氷河地形として、北海道遺産に指定されている。 また同時に、宗谷黒牛で有名な宗谷岬肉牛牧場を有する稚内市の観光スポットでもあり、天気の良い日には、北にサハリン、西に利尻富士を望むことができる。当社は、宗谷丘陵の豊かな風資源に着目し、1998年11月より風況調査を開始し、最大13基の風況観測マストを設置し、その豊かな風資源を確認した上で、2004年5月に建設工事を着工し、2005年11月に風力発電所を竣工した。