薄肉CFRP圧力容器水圧耐圧試験におけるAE三次元位置標定の検討

摘要

外径306mm、長さ285mmの薄肉CFRP圧力容器の水圧耐圧試験時にAE計測を行った。圧力容器に水を注入する前に疑似AEを発振すると、疑似AEは容器表面を伝播した。一方、水が充満した状態では疑似AEは主に水中を伝播することを確認した。さらに、加圧中の供試体から発生する自然AEも水中伝播を仮定した三次元位置標定解析を適用し、多くのAEが供試体表面に位置標定され，薄肉CFRP圧力容器水圧耐圧試験における水中伝播を仮定した三次元位置標定の有効性を確認した。