内挿型交流プローブを用いた支持鋼板付熱交換器鋼管の外面欠陥検査手法の検討

摘要

本研究では電磁気現象を利用して、熱交換器等に用いられる磁性管の外面欠陥検査について検討する。ここでは内挿プローブを用いて支持鋼板（バッフル）付の鋼管の内部より交流磁界を印加させ、鋼管とバッフルとの間に生じる鋼管の外面欠陥部から、鋼管内側に分布する漏洩磁束を差動コイルで検出する検査手法の提案を行う。さらに3次元交流非線形磁界解析による最適設計法（ローゼンブロック法、進化戦略法）を使用して、最適な差動検出コイル寸法を算出し、検証実験も実施したので報告する。