短波大電力ファクシミリ新聞送信設備

摘要

日本無線株式会社は、1980年に全固体化短波大電力送信機を世界に先駆け開発して以来、世界の短波無線局（海岸局、対空通信局、ファクシミリ送信局）に納入してきました。 特に、ファクシミリ送信においては、長時間にわたり最大電力により連続送信しますので、高い耐久性と安定性が要求されますが、これまで、NTTの名崎送信所、シンガポールテレコムのクランジ送信所、テレコムマレーシアのペナン送信所において長期間に亘り安定した送信を続け、業務用送信機として高い評価を頂戴してまいりました。 この度、㈱共同通信社殿がこの実績ある短波大電力送信機を使用し、太平洋方向と日本近海向けにペナン送信所の補完を目的として、鹿児島県喜入町に新たに5kW短波ファクシミリ新聞送信設備を開局いたしましたのでご紹介いたします。