一括処理のレガシープログラムからオブジェクト指向プログラムへの変換法

摘要

本研究では，企業が保持しているレガシープログラムを，クライアント／サーバやWeb技術を利用した新しい形のプログラムに自動変換する手法を提案する．一括処理を行うCOBOLプログラムを対象とし，コーディング規約や定型的な処理手順をもとにして，データや手続きに意味付けを行い，一件別処理のオブジェクト指向COBOLプログラムに自動的に変換する．この変換アルゴリズムを中心に報告する．ここで自動変換されたオブジェクト指向COBOLのプログラムは，クライアント側ではMVCモデルに，サ「バ側ではEJBに対応付けている．