コロンビア国メデジン市の紹介

摘要

2002年9月上旬，南米コロンビアのメデジン市において，当地出身の留学生に電気探査の指導をする機会を得た。 コロンビアの国名は広く知られるところであるが，日本国内ではほとhどその情報に接することがない。耗が国のODAも現地情勢により，現在人材派遣支援事業は停止した状態にある。 このような情報過疎地に関する本報告が,会員間のコミュニケーション促進に役立つことを期待し，通信としてまとめた。 コロンビアは，世界第3位のコーヒー産地として知られている。 その面積は1,139千km~2と日本の3倍もあるが，人口は逆に4,232万人と1/3程である。 メデジン市は人口およそ200万人を擁する国内第2位の都市で，コロンビアの北西部に位置している。 メデジン市には，国公私立合わせて計8つの大学がある。 このうちナショナルユニバーシティという名前の国立大学とェアブイツト公立大学には地質学教室があるが，地球物理学に関する講座はない（研究者もいないとのこと）。 しかし，近年国立大学でスイス製の電気探査器GEO－TRADEが購入され，地質構造の解明を目的とした探査が行われている。