但馬牛子牛の哺育初期における適正発育値と母牛泌乳量の早期推定法の検討

摘要

肉用子牛の哺育初期（8週齢）の発育は母牛の泌乳量にもっとも大きく影響されることが知られている。 また，子牛の哨育期の発育は、その後の市場出荷時までの発育を左右するため，哨育期に適正な発育を確保することは肉用牛繁殖経営上重要である。そのためには，子牛の発育状況の早期把握と母牛泌乳量の早期推定法の確立が望まれ，発育が遅れている子牛には，生後早期から栄養の不足分を代用乳や人工乳で補充する必要がある。 そこで，今回，但馬牛子牛の生後早期の適正発育値（試験1）と母年泌乳量の早期推定法（試験2）について検討した。