愛知県の農地保全のための土壌管理システムの開発ならびに普及

摘要

昭和50年代に普及し始めたパーソナルコンピュータ（パソコン）を活用して，これまで行ってきた土壌保全調査事業の調査結果をデジタル化すること，またBASIC言語が視覚的な表示機能に優れているため，土壌保全調査事業で作成してきた50，000分の1の土壌図をデジタル化して，大縮尺の土壌マップを作成し現場に密着した指導を行うことを思い立った．そこで，当時普及していたBASIC言語を用いて「土壌マップソフトウェア」の開発に着手した．また，各農協，普及センターで手作業で行っていた土壌改良は，診断基準が各農協に任されていたこともあって統一がとれていなかったため，県下で統一の診断基準を持って土壌診断する必要があるとの意見が多くなり，「土壌診断ソフトウェア」の開発を行った．