受精卵（胚）移植と国際交流

摘要

昭和20年（1945) 8月、第2次世界大戦敗戦 後に、軍需工場に勤めていた父が、酪農経営を目 指したが、牛の分娩や病気との苦悩もあり、高校 生の私は獣医師への道を選hだ。高校、大学、大学院と基礎教育を日本で終えて、 昭和42年（1967)にカナダに留学をし、その後、 昭和45年（1979)にアメリカへ移った。ァメリ 力では、医学部産婦人科の研究機関で、「生殖生 理学の国際トレーニングコース」に参加し、世界 各国の産婦人科医や獣医畜産分野で繁殖に関わつ ている研究者たちとお互いに切磋琢磨しながら交 流することが出来た（表1)。