連載たい肥施用コーディネーター養成研修シリ一ズ（6）「水田作農家と畜産農家の連携とたい肥の有効利用をどう進めるか」（平成16年度たい肥施用コーデイネ一夕一養成研修地域集合研修総合討論会のメモより）

摘要

司会：今回の現地集合研修では，「水田作農家と畜産農家の連携とたい肥の有効利用をどう進めるか」の課題で，水田にまとを絞った。 なぜ水田かについては，（1）最近，水田で地力が落ちていること，（2）水田へのたい肥を投入は倒伏問題の影響が大きく，正面から考えてこなかったこと，（3）薄く，広くたい肥を入れる可能性の期待感があることから，水田へのたい肥投入に的を絞った。 これは中央農業総合研究センター土壌肥料部長野間部長と木村室長に企画立案を頂いた。 今回の講義と現地見学は二つの目的がある。 第一の目的は，水田におけるたい肥の使い方で，各講師による講義と兵庫県立農林水産総合研究セン夕ーの圃場見学がこれに当たる。 第二の目的は畜産農家と耕種農家との連携をスムースに推進するための課題で，これは，兵庫県加古川農業改良普及セン夕ーの西村雅也講師による「畜産農家との連携で取り組むブランド米づくり」の講義と加古川市高畑地区における耕畜連携例の現地見学がこれに当たる。