閉鎖型苗生産システムの導入事例②

摘要

前回は，苗生産業者での閉鎖型苗生産システムの導入事例として，愛媛県にあるベルグアース株式会社の事例を紹介した。 今回は，第2回目として，静岡県にある営農組合アメーラ倶楽部における閉鎖型苗生産システムの事例を紹介する。 株式会社サンファーマーズは，4農業法人，4生産者，1営農組合により構成されるボランタリーチェーン（個々の法人，生産者が独立を保ちながら共通の事業を推進する共同体）を統括する役割を担っていて，アメーラブランドの管理や販売，品種の改良を主として行っている。 このボランタリーチェーンに営農組合アメーラ倶楽部は属し，4農業法人が中心となって，静岡県志太郡大井川町において高糖度トマトの周年栽培（播種から育苗，定植，収穫および包装などの一連の作業）を行っている。 他にも，上記ボランタリーチェーン内では，藤枝市，静岡市，沼津市，牧ノ原市，浜松市，軽井沢町に生産地を有している。 詳しくは，ホームページ（http：／／www．amela．jp／）を参照されたい。