種なしスイカ栽培における花粉用スイカ苗の定植比に関する研究

摘要

米国では，スイカと言えば種なしスィ力が一般的であり，2011年に生産されたスイカのうち約90% を占めた.しカゝし，その着果には畝の内外に花粉用 として2倍体苗を植える必要があり，適する2倍体 の品種や定植比率が検討されている.NeSmithら（2001)は，幅1.5mの1畝に花粉用 2倍体'Ferarri，の苗を，その畝の両側の6畝に種なし 3倍体'Genesis，の苗を，いずれも株間1.2mで，6畝 の各畝が実験区となるように5月に定植した.8月 に各区から収穫した果実の個数は花粉用畝から2番 目の区で最高であり，4番目の区以上離れると顕著 に減少した.この結果から各畝比に定植した場合の ha当たりの収穫果実数を推定すると，1：4の場合 が最高（約11，000個）であった.