自治体の中山間地域農業、農村の活性化対策－畦畔維持管理作業の軽減対策から一考察－

摘要

京都府の中山間地域は，過疎と高齢化が進行する中で，農地の保全管理がされている。 特に中山間地域は畦畔法面が急傾斜地のため，草刈作業は長時間，重労働を年間3～6回作業しなければならない。 そこで，中山間地域の畦畔維持管理作発の軽減と良好な農村環境を維持するねらいで，「専門技術員活動高度化特別事業」や「ふるさとの畦畔管理モデル事業」を活用し，全国によびかをナて「グランドカバーフォーラム」を開催し，その後，試験研究，行政と普及が一体となり，課題解決にむけて調査研究を実施した。 その結果，グランドカバ一植物の活用，畦畔被覆資材の活用，除草剤、植物生長嗣節剤の活用，草刈機の活用，また都市住民も巻き込hだ畦畔管理対策等に一定の成果を得た。 地域の実情にあわせた集落維持管理に関するシステムを構築するこ上が必要である。 また，急傾斜畦畔法面管理の在り方等考慮したほ場整備が求められる。中山間地域を活性化するには，地域の条件に応じて，試験研究，普及，行政が総合的に提案し支援しでいくことが重要である。