国産種雄牛の生産強化に期待 －候補種雄牛の父年別頭数取りまとめから－

摘要

先般発表された2008年2回目の乳用種雄牛評価成績では、NLBC　 マーシャリーズ　 ユース　 ETが絵合指数（NTP）で2回連続トップ、2位には新規選抜のNLBC　 エルフイン　 マセラティETが入った。 この2頭は家畜改良センターのドナー検定で生産された種雄牛であり、このほか、NTPトップ20に国産種雄牛が半数を占めるという状況になった。 　 家畜改良センターの「2008－Ⅱ評価の概要」によれば、02年生まれの種雄牛における乳量の遺伝評価値（平均値）は日本が＋1，143kgで、フランスの＋1，020kg、米国の＋976kg、カナダの＋758kgを大きく上回り、引き続き世界のトップレベルを保っている。