資料: 平成1去年度発表抄録から＜8＞中堅獣医師専門講

摘要

ヨーネ痛が発生した大規模農場における末経産′仁においてCIDRプログラムを実施したところ，良好な成績が行られたので報告する。＜半群概要＞プリーストール牛舎で共済加人頭数311頭，内経産牛209頭，末経産牛102頭飼育。 労働力は3人で，2002年6月病件鑑定によりヨーネ病と診断され，農協の公共牧野への育成牛の預託が不可能となる。 以後継続発生中である。 ＜方法＞供試乍として，12、25カ月齢の延べ85頭を用い，CIDR処置群として3群に分けて行った。 CIDRl 群（10頭，以下1群）は，CTDR挿入＋ギナンドール1 mg投与をO日として，7日目に CIDR 抜去と同時に PG15mg 投与，9日目にギナンドール1mg投与し，10日目にAIを行った。 CIDR 2群（39頭，以下2群）はCIDR抜去前日に PG25mg を投与，8日目にギナンドール1mgを投与し，9日目にAIを行った。 CIDR 3群（36頭，以下3群）は7日目に CIDR 抜去と同時に PG15 mg 投与し，9日目にAlを行った。 AIは排卵が確認できるまで行った。 また，PG 群として18頭を用い，無直検でPG15mgを投与し，受胎率を比較した。 1群および2群については体重，体高，BCS，プロジ工ステロン濃度を計測し，3群は CIDR抜去経過日数による受胎率を比較した。