落葉果樹

摘要

施用時期、量については、表1の施肥基準を参考に、各園の土壌条件や樹勢などを考慮して加減する。 なお、鶏フンなどの有機質肥料を用いる場合には、分解、吸収までに時間がかかるため、一二月上、中旬までに施用する。 また、モモ、スモモ、ウメなど成熟期が早いものは、施用時期が遅れると生理落果を助長することがあるので注意する。 土壌の酸性化は、チッ素の肥効を低下させるだけでなく、樹勢の衰弱をも招く場合がある。酸度を矯正するため、表2の樹種別の好適PH値を参考にして、元肥施用の二〇～三〇目前に施用する。 なお、施用後は土壌とよく混和しておくことが大切である。