初心者のための果樹園管理

摘要

隔年結果の最大の原因は着果過多でおこる果実生産力のバランスを崩すことです。 ある程度は、摘蕾、摘果で生産量は調節できますが、着花数が多く新梢数が少ない場合は、摘蕾などは短期間に大きな労力が必要で小面積しか実施できませh。 また過度な着花、着果による養分の消耗により樹勢のバランスを崩して隔年結果を招くことになります。 平成18年度は、台風、前年冬期の寒害といった気象災害と裏年が重なり生産量が少なくなりました。 平成19年度は、表年が予想される上に暖冬や気象災害からの樹勢回復の影響で着花過多が予想されます。 今春は着花を抑制するような管理を行っていないと生産過剰による価格低迷や隔年結果を生じさせる可能性が高いと考えられます。