柑橘施設栽培

摘要

今年産の温室ミカンの販売は、昨年を下回る単価となり、いくつかの問題点を残した。 とくに、五～六月に出荷する超早期加温の価格が今までになく早い時期から、低価格で推移し、高単価が望めなくなった事である。また、韓国から温室ミカンが本格的に輸入され始めた事である。 いま一度、温室ミカンの作型や栽培方法の見直しが求められる感じがする。 早期出荷による高単価を望むのではなく、反収の増加を図ることが所得向上の近道である。