落葉果樹

摘要

先月までに摘果は終えていることと思いますが、見落とした奇形果、小玉果などを摘果し、着果量の最終調整を行います。　7月になると新柄の2次伸長期となり、しだいに棚面が暗くなってきます。キウイフルーツの最適葉面積指数LAI（葉の重なり程度を示す指標）は、2．5程度とされています。つまり、棚面の葉が2枚半重なる状態が、もっとも竺産性と果実品質のバランスが良い状態であり、これ以上、葉が重なると受光体制が悪くなり生産性が低下します。過繁茂状態がつづくと、ひどい場合は落葉を招き、新梢の充実は不良となり、果実品質は低下し（表2）、貯蔵力のない果実を生産することになります。